キッチンカーを始めたいと思ったとき、資金計画と同じくらい重要なのが車両選びです。
「とりあえず安い車を買えばいいのでは？」と思いがちですが、実はここで失敗してしまう方が少なくありません。車両は営業の基盤であり、後からの変更や買い替えには大きなコストがかかります。だからこそ、開業前にしっかり検討することが大切です。
車両の種類と特徴
キッチンカーに使われる車両には、主に以下のタイプがあります。
- 軽トラックタイプ
コンパクトで扱いやすく、比較的安価に改造可能。小規模メニューに向いており、女性でも運転しやすい。 - 普通車（バン）タイプ
調理スペースが広く、本格的なメニューに対応可能。イベント出店にも強いが、費用はやや高め。 - 大型車両タイプ
厨房並みの設備を導入できる反面、価格・維持費ともに高額。大規模イベントや法人向けビジネスに向く。
どのタイプを選ぶかは「どんな料理を提供したいか」「どこで営業したいか」で変わってきます。
新車？中古車？どちらが良い？
コストを抑えたい30代女性の開業者には中古車＋改造が人気です。状態の良い中古車を選べば、初期費用を100万円以上節約できることもあります。
一方で、長期的に安心して使いたい場合は新車も選択肢に入ります。保証がつき、トラブルが少ない分、初期投資は大きくなります。
注意すべきポイント
車両選びで失敗しないためには、次の点を確認しましょう。
- 保健所の基準を満たすか
地域によって設備基準が異なるため、改造業者と相談が必須。 - 調理スペースの広さ
1人で回すのか、スタッフと一緒に働くのかで必要な広さが変わります。 - 維持費と燃費
ガソリン代や駐車場代も営業経費に含めて考えること。 - 信頼できる業者選び
見た目がきれいでも、中の配線や水回りが雑だと営業に支障が出ることがあります。
まとめ
キッチンカーの車両選びは、開業後の働きやすさと売上を左右する大切なステップです。
「さくらキッチンカー相談所」では、実績ある業者と提携し、あなたの料理や予算に合った最適な車両をご紹介しています。
安さだけで選ばず、自分の働き方に合った車両を見つけることが、長く続けられる秘訣です。
👉 次回は【第4回】「キッチンカーの営業許可と出店場所の探し方」をお届けします。
